4もしくは3人に1人が65歳以上となる高齢社会を向かえ、自助・互助が困難になるばかりではなく、大災害時に可能な限り多くの救命を救おうとした際には必ずしも治療優先順位は重症度のみでは決まりません。また、厚生労働者の推進する地域医療計画によれば、地域の災害拠点病院は高度急性期病床もしくは一般急性期病床に相当すると考えられ、その稼働率は70%を目途としてあります。実際には大きな病院では勤務時間には手術室は手術で埋まっており、急に予定外に人工呼吸器がたった1台必要になっても見つけるのが困難な現状を鑑みれば、災害時のsurge capacityは必ずしも十分ではないと思われます。
自助・互助を進めるには各個人個人の健康管理の重要性は論を待ちません。ここでは、健康、特に、高齢者の一番の悩みの『ボケ防止』について色々ご紹介する予定です。